そもそも Zoho campaignsとは?
何ができるのかを解説した記事はこちらから。
ぜひご覧ください!
Zoho campaignsとは?;https://heyknot.com/zohodx/article/zohocampaigns-001

1.Zoho Campaignsの「リスト」とは

リストとは、配信先となる連絡先を、目的ごとにひとまとめにする「箱」です。
「見込み客」「既存顧客」「セミナー参加者」のように、目的や対象が明確に違う連絡先ごとにリストを分けておくことで、それぞれに合った内容やタイミングでメールを配信できるようになります。

たとえば「見込み客」も「既存顧客」も同じひとつのリストに入れてしまったとします。
あとから「既存顧客だけにキャンペーン情報を送りたい」と思っても、ひとつのリストの中から対象者を探し出す作業が必要になり、手間が増えてしまいます。
最初から目的ごとにリストを分けておけば、送りたい相手のリストを選ぶだけで配信が完了します。

リストの名前を見ただけで「これは誰向けのリストか」がわかる状態を保てるのが、あらかじめリストを分けておく一番のメリットです。

気をつけたいポイントとしては、リストは基本的に静的であることです。
リストに設定した条件は「作成時点で存在する連絡先だけ」を対象します。
フォーム連携を組んでいない限り、 campaigns内でリスト自体が新しい連絡先を自動で拾ってくることはありません。

2.Zoho Campaignsの「セグメント」とは

セグメントは、リストの中の連絡先を、属性や行動の条件でさらに分割する機能です。

都道府県、会社名、役職といった属性条件のほか、セミナーへの参加有無、ECサイトでの購入状況、メールの開封・未開封といった行動条件も組み合わせられます。
条件は1つのセグメントにつき最大10件まで設定でき、複雑な絞り込みにもおおむね対応できます。

また、セグメントがリストと大きく違うのは、動的に更新される点です。
作成後に新しく追加された連絡先も、条件を満たしていれば自動的にセグメントへ加わります。

3.リストとセグメントの違いを整理する

主な違いを表にまとめました。

リスト

セグメント

位置づけ

連絡先の大きな入れ物

リスト内をさらに絞り込む条件フィルター

更新のされ方

基本的に静的。作成時点の連絡先が対象

動的。条件に合えば新規連絡先も自動追加

主な作成方法

インポート、CRM連携、登録フォーム連携

属性条件・行動条件の設定、一括セグメント機能

向いている場面

見込み客・既存顧客など事業単位の大分類

開封・購入・地域など、状況に応じた細かいターゲティング

Zoho自身も、リストを大分類、セグメントを中分類、連絡先タグを小分類として階層的に整理することを推奨しています。
この順番を意識するだけで、連絡先の管理はかなり見通しがよくなります。

4.実践的な使い分け方

判断に迷ったときは、次の2つを見れば整理できます。

見るポイント

対応

そもそも目的が違う連絡先か

「メルマガ会員」と「セミナー参加者」

リスト

同じ目的の中で、反応や属性だけ絞りたいか

「メルマガ会員」のうち、開封した人・していない人

セグメント

つまり、目的が違うならリスト同じ目的の中での違いならセグメント、と覚えておけば迷いません。

また、新しいリストを作るほどではないけれど、送る相手や内容を変えたい、という場面にもセグメントが向いています。

場面

セグメントでやっていること

イベント告知

地域・業種で絞り、参加しそうな人だけに送る

資料請求後のフォローアップ

業種によって案内する内容を変える

購入履歴に基づくレコメンド配信

買った商品に応じて関連商品を案内する

休眠顧客の掘り起こし

しばらく購入や開封がない人だけに絞って再アプローチする

最初はリストだけでシンプルに始めて、配信の狙いが増えるたびにセグメントを足していく運用が一般的です。

5.よくある質問

Q. セグメントで作った絞り込みを、そのままリストとして使うことはできますか。

A. 可能です。Zoho Campaignsでは、作成したセグメントをリストとして登録し直すこともできます。特定の条件で絞った連絡先群を今後も継続的に使いたい場合に活用できます。

Q. リストとセグメント、どちらから作り始めればいいですか。

A. まずはリストで大きな枠組みを作り、その中の配信を工夫したくなったタイミングでセグメントを足していく順番がわかりやすいです。最初から細かく設計しすぎる必要はありません。

Q. セグメントの条件は後から変更できますか。

A. 条件は作成後も編集できます。配信の反応を見ながら条件を調整し、狙いにより近いターゲティングへ育てていく使い方が一般的です。

6.まとめ

リストは連絡先を束ねる大きな入れ物、セグメントはその中を条件で絞り込む仕組みです。
この役割の違いさえ押さえておけば、リストを増やしすぎたり、逆にセグメントで無理に管理しようとしたりといった迷いはかなり減ります。

まずは自社の連絡先をリストでどう大分類するかを決めるところから始めてみてください。